Romantic-Reason

サッカー好きの独断と偏見にそった試合評中心なブログ。戦術についてもやる……かも。

4−4−2システム考察 ボックス型

4−4−2ボックス型システムの考察です。

・選手のスタイルに合わせた起用に向いたシステム…とは?
自分で書いてビビッと思い出したのですが、アルビレックス新潟鈴木監督がシーズン前にこんなことを言っていました。

「自分たちのチームは総合力ではJのトップチームにはかなわない。だから、戦術的にある程度自由にやる部分が必要」

まだ理解しきっていない話で恐縮ですが、おそらくこれは一対一の強さに起因したコメントだと思います。個の力ですね。上位チームの浦和やガンバとアルビは選手の能力差は感じますから、それを覆すためには選手の閃きが必要ということでしょう。

4−4−2ボックス型システム
二つのチームを例に挙げます。実力差はともかく良いサンプルなので。
・06ブラジル代表
      ロナウド  アドリアーノ
    ロナウジーニョ   カカ
     ゼ・ロベルト エメルソン
 ロベカル  ルシオ  ジュアン カフー
          ジータ

・昨季ガンバ大阪
      マグノ 播戸
      遠藤  二川
      橋本  明神
   山口 宮本 シジクレイ 加地
        藤ヶ谷 

ここで重要なのは選手能力ではなく、選手のスタイルの構成
ブラジル代表は4−4−2台形型考察でも言ったとおり、前線にアタッカーを並べた形。さらにダブルボランチの二人もアタッカーと潰し屋という、能力は高くても非常にバランスが悪い組み合わせになっています。
反面、ガンバは万能FWのマグノ・アウベスとJナンバーワンの裏取り屋播戸。ゲームメーカー遠藤とアタッカー二川、ダイナモ橋本とバランサー明神。非常にバランスが取れています。

ここで重要なのがゲームメーカー。個人的にこのタイプの選手が好きなのもあるのですが、ボールの展開役がいることです。ブラジルは間違いなく強いのですが、敗れたフランス戦では(微妙に編成が違いますが)攻め方を見いだせなかった印象でした。舵取り役がいなかったです。
ガンバは結局選手の負傷で調子を落とすのですが、当時首位に肉薄する勢いだった川崎を4−0で粉砕した試合は見ていて鳥肌が立ちました。高質のビルドアップから外中を縦横無尽に使いSBがオーバーラップする崩し。あの時の強さをシーズン通していれば、歴代最強と呼ばれたかもしれません。 【“4−4−2システム考察 ボックス型”の続きを読む】

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4−4−2 台形型システム

4−4−2 台形型システムの考察

戦術考察シリーズ。4−4−2台形型システムからやっていきます。

自分が一番好きな4−4−2台形型システムですが、理由はその汎用性です。選手を当てはめやすいのですね。しかし、選手の色が出やすいシステムだとも言えます。

昨季のアルビレックス新潟を例に出してみます。
4−4−2 戦術はカウンター中心 守備はリトリート(引いて守る)気味
   矢野  エジ
  鈴木     松下
   シル  寺川
中野 海本  千葉 内田
     北野
*左サイドの鈴木と中野は左利きで、あとの選手は右利きです。

中盤の選手のスタイルを説明すると、二列目の鈴木・松下ともに運動量豊富なアタッカーで、シルビーニョがゲームメーカー、寺川が潰し屋になります。
FW矢野・エジミウソンは明確な役割分担はとくに無いですが、しっかり守備をすることを求められます。矢野は下がって、エジミウソンはサイドに開いてボールをもらうことが多かったですね。
   矢野  エジ→
 ↑  ↓    ↑  
 鈴木      松下
こんな感じで。
アタッカー二人・ゲームメーカー一人・潰し屋一人・CF二人という構成です。


ここで、中村俊輔の所属するセルティックを例に出します。
・セルティック
     ズラウスキー  ミラー
  マクギーディー       中村
      レノン   グラベセン
ネイラー マクマナス コルドウェル テルファー
         ボルツ

FWのスタイルはアルビの矢野・エジとほとんど同じです。
注目は二列目。マクギーディーは右利き、中村は言うまでもなく左利きです。アルビが左サイドに左利き、右サイドに右利きを配置しているのとは違います。
これは、両サイドが中に切り込みシュートを打てる形を作りやすいシステムで、その空いたスペースをSBが使う狙いがあります。SHの対応は大抵SBなので、引きつけやすいのですね。引きつけられてSBに対応するにしても、縦を切られなければ良い位置でのスローインになりやすいです。
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4−4−2考察 その1 バリエーション

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<戦術考察・4−4−2(1)>
サッカーのもっとも基本となるシステム4−4−2。そのバリエーション・選手のスタイルとの受け入れの広さは、数あるシステムの中でもっとも幅広い。個人的に、釣りで言う「フナに始まりフナに終わる」という言葉が当てはまる、奥が深いシステムである。

今回は、バリエーションについて。

4−4−2のバリエーション
4−4−2システムの長所として、真っ先に柔軟性が思い浮かぶ。そのためか、3−5−2/3−4−3/4−4−2/4−5−1/4−3−3などのシステムの中で、もっともバリエーションがある。(4−5−1と4−3−3の互換性などについては今後)

4−4−2フラット(プレミアシステム)
    FW  FW
  MF MF MF MF
  DF DF DF DF
      GK
海外サッカーをあまり見れる環境ではないのでコメントしにくいが、オーソドックスなフラット4−4−2。最近本家プレミアリーグでは少なくなってきている様子。
このシステム同士が当たると、選手の総合力が出る試合になるだろう。代表はアーセナルやマンU。

・4−2−2−2(ブラジルスタイル)
    FW  FW
    OH  OH
    DH  DH
  SB CBCB SB
      GK
中盤をボックス型にしたシステム。ジーコジャパンでおなじみ。多くの場合ポジションチェンジとSBの攻撃参加が魅力となるシステムである。4−4−2フラットと比べると、DHとOHの役割分担がはっきりしている。

4−4−2台形
    FW  FW
  SH      SH
    CH  CH
  SB CBCB SB
      GK
4−4−2フラットから、MFがSHとなり中央の選手との役割がはっきりしたシステム。このシステムだけに言えることではないが、配置する選手のスタイルで大きく色が変わる。
例:SHの利き足を逆脚にしているセルティックとSHの利き足をそのままにしている少し前のマンU(ギッグス・クリロナ)では攻め方が違う。

・4−3−1−2 ダイヤ
    FW  FW
      OH
   CH DH CH
  SB CBCB SB
      GK
中盤をダイヤ型にしたシステム。ワンボランチシステムと3ボランチがサイドに開いて守備をする形がある。どちらかというとカウンター戦術向き。かなり戦術的なシステムの印象がある。
代表的なのはミラン(見れないけど)

・4−1−3−2 T字
    FW  FW
  SH  OH  SH
      DH
  SB CBCB SB
      GK
バリエーションの一つだが、このシステムはあまり見ない。大抵の場合SHがDHのラインまで下がるダイヤ型になる。実際見た覚えもないシステムだけれど、FWに守備が要求されそうなシステムだ。


4−4−2だけでこれだけのバリエーションがあることが分かる。非常に頭が痛い(笑)。ただ、これは実はシステムではなくてフォーメーションに過ぎない。
今後、バリエーション一つ一つを詳しく考察していくつもり。選手がいなければシステムは生まれない。

余談・個人的に一番好きなシステムは台形型。理由は考察の時に。

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