Romantic-Reason

サッカー好きの独断と偏見にそった試合評中心なブログ。戦術についてもやる……かも。

アルビ対ガンバ 大白鳥の守護者

・お待たせしたようで……
戻ってきました。お休みなのに結構見に来てくれる人がいたみたいで恐縮です。

・アルビレックス新潟ガンバ大阪
あいにくテレビ観戦の上、なんとBSが十五分遅れという悲しき出来事。前半十三分あたりからしか見られませんでした。
天候は限りなく最悪で、風速が十二メートル? 雨も降っている中、ロングボールが曲がるシーンが幾つもありました。

しかし、内容は天候に立ち向かうように良質のモノだったと思います。

長くなったので切りました。

・アルビのプレッシングとガンバのパスワーク
試合通じてのテーマの一つがこれ。いかに封じるか、ではなくて、いかに自分たちの良さを出すか、の勝負だったと思います。
見て貰った方なら分かると思いますが、アルビはカウンター一遍でもカウンター主体でもなく、臨機応変に相手に対応していたはず。相手の守備陣形が整った状態ならあわてずポゼッション。相手の中盤が空いているなら高速カウンター、と使い分けていました。

今シーズンアルビの一番良くなったところでもあります。

ガンバはアルビのプレスに対して個人技とパスワークで対応していました。特に中盤のパス精度とFWの動きは常に脅威でしたし、加地と坂本の対面は見応えありました。両者とも持ち味を発揮していたと思います。

・ガンバの波状攻撃対アルビ守備陣
前半四十分あたりのガンバの攻勢は凄かったです。ただ、見ていてどうにもならない決定機は遠藤の得点だけで、他にはガンバのぽかで外してしまったシュートも無く、アルビ守備陣が格段に良くなっていることも確信できました。FWのシュートがノープレッシャーになったのも皆無でしたし、フリーにしたのもほとんど無かったです。

北野は非常にポジショニングに長けたGKで、おそらくシュートが正面をつく率はJ最高。危ない形でも正面にボールがくる事が多いです。ガンバのシュートが正面に飛んだのは偶然だけではないと思います。

しかし、そこはさすがガンバ。精度の高い攻撃での波状攻撃から、FWのデコイランプラス遠藤のシャドーで北野は股を抜かれました。あれはまあ、流れを考えると仕方ないと言えば仕方ない。

・失点。しかし……シルビーニョが火を噴く!!
昨年までなら気落ちして終わってしまう最悪の時間帯での失点でしたが、今期はメンタル面での成長が間違え無くありますね。すぐさま今度はアルビが猛攻を仕掛けます。
左→右へと展開し、エジミウソンがPA角からマルシオにパス。ポストプレーに対してDFのマークを上手くかわしたシルビーニョ(ここはややDFが軽率に見えた)が走り込んだ勢いそのままにファイヤーショット! GK松代の膝元に飛んだボールは彼の手前でブレ、腕を弾きネットに突き刺さります。

最高の得点でしたし、スタジアムも明らかに雰囲気変わりました。

・後半、西野采配
前半に比べて相手を捕まえているように見えました。終了間際の得点の効果もあったのでしょう。出だしからガンバを押し始めます。

じれてきたガンバ。メンバー的に(もともと)守備固めできないので、追加点は絶対に奪わなければいけない状況です。
安田→播戸で橋本をSBに移動。4−3−3で勝負にでます。

・アルビのアンカー
今シーズンボランチレギュラーを奪った本間勲。彼が本当に良くなりました。今の調子でいけば代表は狙えると思うくらいです。アンカー気味にプレーしているのですが、元々攻撃の選手なのでテクニック・パスさばきが良く、ビルドアップに多大な貢献をしているほか、自重気味ですが効果的な攻め上がりも見せています。

本間がバイタルを埋めることで、ガンバは徐々に中盤が間延びし始めます。また、橋本がSBに変わったため加地が上がりをやや自重。ガンバ両翼をSBが抑え、システム変更によるガンバの流れを最小限に食い止めることにアルビが成功。ここらへんはホームだからというのが最大要因かもしれませんね。

二川も本調子とはいえず、攻撃は迫力満点でしたが力業でこじ開けることが出来ないガンバ。そうはさせない新潟と迫力満点の試合展開に。

・今一番サポーターの期待を向けられている男、矢野…と、一番期待されているイケメン田中アトム
ガンバペースともいえない一進一退の攻防が続いていましたが、二十分過ぎに3トップ変更の影響を乗り切った新潟は、中盤のプレスが効かなくなり始めたガンバに速攻を繰り出します。
坂本が判断良く攻め上がり、PA内にもたびたび侵入するなど思い切ったプレー連発。アトムとエジミウソンがサイドを崩し、マルシオとシルビーニョがボールを持ち上げる中。身体を張ったプレーをしていたのが日本代表候補FW矢野。

ハードワークが持ち味の男はガンバの中盤を決して楽にさせません。そして、前線ではアトムの動きが効いていました。新潟の期待を色々な意味で背負う二人が躍動し始めます。(代表では起用法に疑問あり)

ホームパワー全開の中でセットプレーから決勝点
決勝点のコーナーキックはショートコーナー(この試合初めて)からアトムが左足でクロス(精度最高!)、千代反田が折り返し(競り合い勝利!)矢野がドフリーでヘディングを突き刺す!(注・今季初)

最後まで足が止まることの無かった新潟が見事ガンバに勝利しました。暴風というか恐風のスタジアムの皆さんの勝利でもあります。フラットな視点でゲームそのものにしか興味がないとおっしゃる評論家先生には理解できない現象でしょう。

・結果を見ると「ベンチの差」が出たゲームかな?
ガンバの交代を見ると納得する方が多いと思いますが、アルビが交代枠を使っていないのも「ベンチの差」だと思います。良い意味でです。

ガンバの3トップ変更は失策だとは思いません。ただ、家長が不在だったのが大きかった。彼が入ることでドリブルで持ちあがれるため、中盤が間延びせず3トップでも前半のような波状攻撃をかけれていた可能性はあります。他の試合で上手くいっていたシステム変更なので仕方ない面はありますが、家長不在を考えると少し早かったですね。これは守備固めできないことが脳裏にある影響かと。
例えば、攻撃力が無くても守備を計算できるSBがいれば采配は変わっていたでしょう。その場合、安田交代後に明神アウトで寺田です。一人計算できるDFがいれば3バックも出来ますし、その辺りは今後の課題でしょうね。

アルビはメンバー交代しませんでしたが、まあ、みんな足が動いていましたし影響無かったです。あの状況だと、メンバー交代で生じるズレが怖い。
しかし、アルビのベンチメンバーは全員レギュラーとまったく遜色のない実力のメンバー。総合力ではガンバですが、レギュラーとサブの差はおそらくアルビのほうが無い。そのため、ガンバが動くならこちらも動けばいいし、足が止まったならその選手を替えればいい、と采配には少し余裕がありました。受け身といえば受け身ですが、有利に試合を運んでいる場合は無理に動く必要はありません。

策はあったが綻びもあったガンバと、策は少ないがしっかりと組み上がっていた新潟、というところでしょうかね。
スタッツだけでは計れないサッカーの魅力が詰まったゲーム…というと身びいきが過ぎるでしょうか(笑)

・最後に日本代表合宿メンバーについて一言
オシム監督のお楽しみ合宿ですね。

久々で長くなってしまいました……その上感想文だし……うはぁ……


テーマ:Jリーグ - ジャンル:スポーツ

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コメント

>チャンさん
肩入れしているチームをフラットに見ることはやはり難しいです(笑)どうしても身びいきが入る意識が拭えない…まあ、この感じ忘れたらサポーターとブログやめる時だと思いますけどね。
合宿メンバーは微妙……底辺を広げるつもりは見えますが、そんなことしている段階なのか怪しい感あり。昨年やペルー戦の内容でアジアカップ勝ち抜けるのか…あまりよくなかったという中村抜きで?。

  • 2007/04/17(火) 23:44:16 |
  • URL |
  • RR #-
  • [編集]

更新おつかれさまです。
肩入れしているからこそ、見えてくるものってあると思うんですよね。私もヴィッセルの試合を見るときは他と全く違う視点だと思います。あと新潟のようにホームで強いって、やっぱり素晴らしいことですよね。

代表の合宿は時期が微妙なだけに、どこのサポの方も怪我しないように祈ってるでしょうね・・。
メンバーに関しては、太田などが呼ばれたこともあって、とりあえず今のところは一通り呼ばれたのかな、と感じます。

  • 2007/04/17(火) 01:38:30 |
  • URL |
  • チャン #-
  • [編集]

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