Romantic-Reason

サッカー好きの独断と偏見にそった試合評中心なブログ。戦術についてもやる……かも。

落ち着きどころ

・攻守においてボールの落ち着きどころの重要性
サッカーの試合を観戦しているとボールを落ち着かせられる選手(安定したコントロール)がいるといないとでは試合のおもしろさが違います。端的に言えば眠たくなるかならないかなんですが、ようするに「変化」があるかないかなんですよね。(少し文章で遊んで見ました

・単調性の危険はいうまでもない
昨年のオシムジャパンの評価は自分の中ではあまり高くなくて、その理由が「単調性」だったりします。攻撃時のパターンがほぼサイドからのクロス攻撃一辺倒で、中村憲剛が入るまで攻撃に変化が付けられませんでした。
チャンスが皆無だったというワケではないのですが、どうしても良い印象を持てなかったですね。

・逆に、単調な戦術を生かせるチーム
しかし、戦術が単調でも問題ないチームも存在します。それは、ミスをしないチーム。ミスをしないチームなら同じ事を繰り返していても、大抵一点か二点は取れます。もちろん、現実には存在しません。

駄菓子菓子……ビッグクラブと呼ばれるチームは結構戦術が単調だったりします。

・個の変化付け+緩急への対応の難しさ
ビッグクラブというか、優秀な選手のいるチームは安易なボールロストを滅多にしません。クラブW杯に優勝したブラジルのサンパウロ・インテルナシオナルと対戦相手だったリバプール・バルセロナなどの試合では、ノープレッシャーでのミスは皆無でした。

質の高い選手というのにも色々と評価軸はあるのでしょうが、やはりミスをしないという要素は評価軸の中でも大きなモノではないかな?と個人的には思います。

マンUはチーム戦術よりも個人の変化付けのほうが決定機を生みますし(前の選手+スコールズで決定機作れる選手が五人)、チェルシーも戦術は何種類かありますが、ゴールに直結するシーンは大体ドログバ・シェバ・カルーなどの個による一工夫が見えます。

逆パターンというわけではないですが、リヨンアーセナルは個人のイメージより(最近見てないのでイメージ的な話ですいません)チームのイメージが強く、攻撃の時などは緩急をチーム全体で意識している印象があります。リヨンはスピードに富んだウイング、アーセナルはテクニックにより緩急で作ったスペースを生かす感じですね。

Jリーグだと個による変化付けがレッズ、緩急がガンバ、ですかね。昨年のバルサはこの両方が出来た化け物チームでしたが、今シーズンは緩急が少なく力業が多い印象。

・コントロールミスの頻度
アルビはまだどちらという感じではないのですが、レッズやガンバに及ばない最大の理由……というか、集約した理由がズバリこれ。

下位チームが掲げる戦術に全員攻撃全員守備というものがあります。例えば昨年の甲府は豊富な運動量でこれをやっていました。しかし……全員攻撃全員守備はもちろん大事なのですが、全員が一色であることは良いことだとは思えません。言い方は悪いですがこの戦術は「弱者の戦術」。この戦術に変化を付け始めて初めて上位が見えてくるかと。

(そう言う意味でもうちのフロントはホント頭下がるくらい優秀だと思うよ。リシャは欲しかったパサータイプズバリでチームスタイルまで考えての補強だし)

まあようするに何が言いたいかというと、やはりミスが少ない選手を効果的に組み合わせるのが一番いいんじゃないかな、と。効果的、というのがみそですね。

テーマ:サッカー - ジャンル:スポーツ

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コメント

「田嶋直轄JFAS級ライセンス」

んー、ユースの絡みも混じってくると、自分の最得意分野に近づいてくるんで白熱しちゃうんですが、いわゆる「背番号10」タイプがこの5年ほどクラブユース勢から現れにくくなった背景には、「JFAの田嶋氏の意向」ってのはムチャクチャ大きかっただろうとは、自分は実感してます…

「みっちり守って、トップ下置かない、縦ボン電柱15秒サッカー」
これ、此処5年来JFA・S級直轄組の、都並、ラモス、柱谷、長谷川、安達、高木、黒崎、奥野、そして大熊氏等々、ほぼ一斉にどのチームにも型通りに見えたかと…(一概に悪いとも決め付けませんが。高木と長谷川氏は成功例でしょう)

ただ、特にクラブユースサッカー勢においては「トップ下は置かないサッカー」は、JFAに従順系なクラブ多数によって、ここ数年、塗り潰されてきた感は自分は持っています。電柱系FWを必ず起用する放り込み!

しかし、少数派ながら、JFAライセンスをワザと受講しに行かない、たたき上げ系一部指導者チーム。
そう、広島Y・森山監督と、鹿島Y・河崎監督の両名は、絶対に今年もS級講座に通わない訳ですが、彼らは毎年毎年、広島・柏木等の「背番号10」タイプの選手たちを育ててきた訳で。

まあ、イロイロ語るコトは多いんですが、かく言う広島Y系や鹿島Y系からはU-17代表選手等を出来るだけ冷遇し、従順系なF東京ユース勢などを、もっぱらJFAが厚遇してきた、今のユース育成のトレンド。

城福氏という「叩き上げ」が混ざったのは嬉しいんですが、基本的にこれからの見通しは、けっして楽観は出来ないようには感じます

なお、貴新潟チームに加わった「S級ライセンス」黒崎コーチ。もう、「放り込み一辺倒」派のサッカー観だったと自分は、去年の鹿島Y時代からヒシヒシと捉えています。実は深井が先発から外されたのは、黒崎さんが絡んでるような印象も…。多少、新潟サポの皆様にはご留意のほどを…

  • 2007/04/01(日) 08:32:35 |
  • URL |
  • NOBU #mZ9hdSrk
  • [編集]

>Marioさん
うちのフロントはきちんとビジョンを持っているようですし、現状でのベストを考えて動いていて、とにかくプラスを出す補強をしてくれていると思います。頼もしい限りですね。
しかし、上位へいくためにはミスを減らさないとね。

  • 2007/04/01(日) 01:12:07 |
  • URL |
  • RR #-
  • [編集]

変な日本語になってしまった。
「年ににあわず」は「年甲斐もなく」・・・

  • 2007/04/01(日) 00:36:58 |
  • URL |
  • Mario #-
  • [編集]

>コメント欄へのコメントは少し自重・・・
ごめんなさいね。今後気をつけます。基本ルールですものね。年ににあわずカットしたモンで・・・。
それより新潟良いですね。ミスが・・・といったらきりがないですが、一歩突き抜けた感じです。こうあるべきだから選手を補強しコーチも選んでいるようですね。それに比べわが方は・・・・。

  • 2007/04/01(日) 00:22:48 |
  • URL |
  • Mario #-
  • [編集]

>チャンさん
理想と現実の狭間で悩み苦しむっていうのは、人間の避けられない苦しみかも。まあ、そんなことはいいんですが。
ミスを減らすのは至上命題ですね、攻守共に。上位ほどミスは少ないです。

>NOBUさん
依存というとマイナスイメージが強いのですが、何をするのかって部分で個人能力を除外して考えることはあり得ないんですよね。

>Marioさん
駆け引きを除外して力業で勝てると考える人も多いんですよね。ガンバなんか駆け引きの固まりみたいなチームのはずなのに。
あと、RRの記事にへのコメントは構わないのですが、コメント欄へのコメントは少し自重していただけると幸いです。荒れるきっかけになりやすいので……。

>FD3Sさん
FWにためを作ってもらうのは別に矛盾していないかと。作ることが大事なわけですし、一番安全なのはFWですからね。チェルシーなんかも似たイメージですし。
インスピレーションと論理はまた別の問題だとも思いますが、インスピレーションを削ぎ落とすような育成も論理を放棄している育成も問題あります。現状は育成論理に頭でっかちになっていますね。ダイレクト志向というのは日本に向かないと思いますが…

>プレッシングとポゼッション
個人的には、どちらからはいるかと、どうランクアップさせるか(チームの容量を増やすor生かす)が影響しているかと。
アルビはプレッシングにポゼッションを加えたい現状ですし、そのためにシルビーニョを獲得しました。ジーコ時代はポゼッションを軸に選手主体で攻撃パターンを追求しました。相性は良いと思いますが、二元的にとらえる必要はないんじゃないかと。

  • 2007/04/01(日) 00:18:01 |
  • URL |
  • RR #-
  • [編集]

 反町さんだと、タメを作るプレーに対して、何事か批判的な見解を述べるような気がする。あるいは、タメを作るプレーに対して批判的な見解を述べる日本人も多いと思う。
 でもさ、その割には、後ろからずどーんとロングボール放り込んで、FWにはボールをキープしろ(要するにタメを作ってくれということ)、てなことを言ってることが散見されるんですよね。矛盾してないか?
 気のせいですかね。


 タメてアクセントをつけたり、時にダイレクトで落としてアクセントを付けるってのは、非常に重要なのは間違いない。で、今はタメて散らした方がいい、今はダイレクトで落として散らすといいってのは、理屈よりも感覚に属する部分が大きいと思うのですよね。
 感覚って大切だと思う。奥寺さんが指先感覚という言い方をすることがあるけど、この手の感覚って大事ではないかと。
 プレーを判断し選択するってのは、何を選び、何を捨てるかって話だと思います。それは理屈だけでは片付けられないのではないかと。インスピレーションといいますかひらめきは重要です。
 

  • 2007/03/31(土) 23:55:10 |
  • URL |
  • FD3S #xsUmrm7U
  • [編集]

 プレッシングとポゼッションて両輪の輪と思うんですよね。
 74年のオランダやN-BOX(N-BOXのアイデイアが出て来る前の段階では、政一さんは4バックを検討していたそうですが)の磐田は最初、プレッシングから入ってました。
 最初はプレッシングが特徴だったのが、次の段階ではポゼッションが注目されるようになって。
 バルサもポゼッションが目立つけれども、プレッシングがベースです。
 ラインを高くしてプレスに行くにしろ、ある程度リトリートして低い位置で網を張ってプレスに行くにしろ、質の高いポゼッションの前提になるのはプレッシングではないかと考えています。


 ジーコジャパンが失敗したのは、ポゼッションの前段階に当たるプレッシングの構築があまりに手抜きだったのも大きいと思います。
 黄金の中盤が居た80年代のブラジル代表も、守備がざるだったのが早い敗退に繋がっています。
 オランダはポゼッションにばかり拘泥するようになって、前段階の守備におけるプレッシングを手抜きするようになってから、低迷するようになります。



 質の高いポゼッションフットボールを構築するにはやはり、まずはプレッシングフットボールから入らなくては成功の可能性は低いのではないかと考えています。
 ただし、プレッシングとポゼッションの併用で成功するには、74年オランダにはクライフ、N-BOX磐田には名波といったプレーメーカーが居ましたが、このように攻撃のリズムにアクセントを付けられる選手が居ないと駄目だと思います。
 78年のオランダ代表はワールドカップで決勝まで進みましたが、クライフが居なかったために、リズムにアクセントを付けられる選手が居なくて、単調なリズムの攻撃的サッカーでした。
 アーセナルにはベルカンプが居ましたが、ベルカンプが居ないとアーセナルのサッカーは攻撃的だけど、リズムが単調でつまらないサッカーでした。
 ベンゲル時代の名古屋は、ピクシーが居ないとやはりリズムが画一的でした。名古屋の場合は、アクセントを付けていたのは、ピクシーとボランチのデュリックスの2人。
 オシムの言ってるエクストラキッカー? というんですか、この手の選手が2人必要、という法則に当てはまってるのが面白いんですけど。



 で、アルビにも変化の付けられる選手が2人居たらいいなと思うんですよね。それも出来れば日本人ね。プレッシングは一生懸命やってるのは評価出来るから。次は攻撃の方。
 変化を付けられるというか、早い話が視野が広くて攻撃を組み立てられる選手が一人だけだと、ピボーテで攻撃を組み立てていたグアルディオラにすっぽんマークを付けられて封じられたら、チームもおかしくなった一時のスペイン代表みたいな感じになってしまう。
 この前の五輪代表だったら、アクセントを付けていたのは家長が当てはまると思います。大熊時代のユースだったら、糞サッカーだったけど平山。
 当時の高3の平山はトラップが滅茶苦茶柔らかくて、トラップからスルーパスも出して変化を与えていました。
 平山トップ下論なんてのもありました。阿部にトップ下やらせるくらいなら、いっそ平山にやらせてしまえと。高校卒業してからは劣化が進む一方で、当時ほどのセンスや魅力がないのが残念なんですけど。いまやネタキャラとして酒の肴になる方が目立っちゃって。


 なぜか平山の話になってしまいました。平山の話はどうでもいい。脱線してしまいました。
 それで気になるのが、日本人選手で視野が広くてトラップが柔らかく攻撃を組み立てられる選手が、最近は少なく感じるのですよね。
 高校選手権でも攻撃の組み立てが出来る選手があまり見かけません。


 原因のひとつにユースの育成強化の方法論に問題があるのではないかと思っているのですが。
 例えば田嶋さんだと、選手に質問で今のプレーの意図は何、論理的に答えててな感じでコーチングしますよね。すると、論理的に答えられたという成岡が評価され、この手の選手が優遇される。
 でも、このやり方だと、久保みたいな感覚派は育たないし干されがちな訳ですよ。久保に今のプレーの意図を論理的に説明せよ、なんてコーチングしたって、答えるの無理でしょ。
 反町さんもこの手のコーチングに近いと思うんだけど、だから反感を覚えるのかも知れません。

  • 2007/03/31(土) 23:26:21 |
  • URL |
  • FD3S #xsUmrm7U
  • [編集]

「ため」というのは難しいですよね。おっしゃるとおり単調さへの変化には重要ですが、停滞にもつながるし、パターン化するとそこを狙われる。この辺の駆け引きというか勘所は見ていて面白いとこではあります。さて、
 >システムや戦術がコロコロ変化するのでしょうし。(ユーゴ代表はまた違ったのでしょうが):ユーゴ’90WCは相手によってフォーメーションやメンバーや明らかにゲームプランを徹底して変えて全員が理解しやり遂げようとしていました。5試合しか見ていませんが・・・。只、全員で走るサッカー+ピクシーのエレガントはかわらないですが・・。
>緩急:ブラジル・ジーコ的なものは緩から急への変化というイメージですね。オシム的なものはこの逆かなと思います。
さて、「田舎の云々」などまあ皆さんお好きな表現をするのは勝手ですが、グローバルでみれば笑いものになりますよ・・・。

  • 2007/03/31(土) 22:30:55 |
  • URL |
  • Mario #-
  • [編集]

これって、キャプテン翼で「つばさくんっ!」の大コマ1ページで、何でもかんでも突破させちゃってきたニッポンのサッカー文化風土が為したモノですかね(笑)ラモス・木村以来、誰かの超プレーに頼り気味だし、それが失敗したときには「ヤナギのQBK」みたいに叩くだけ叩く…。どうにもニッポン民族は依存体質ですし

あと、高温多湿の気候には(ブラジルもそう)中盤で誰か溜めを造れる選手が居ないと、走力が持たないってのもあります。ニッポンはイングランドとは気候が違う

それとジーコさんと岡田さんの対談では
http://www.soccer-m.ne.jp/special/main/index.html
「バスケットボールの緩急」というコトバが凄く印象に残ってますが、さてオシムさんやJFAは、この「バスケットボールの緩急」の存在については意識は持っているんでしょうか…

  • 2007/03/31(土) 11:37:36 |
  • URL |
  • NOBU #mZ9hdSrk
  • [編集]

理想と現実で折り合いをつけていくしかないんでしょうね、こういう問題は。選手の問題もあるでしょうし。

オシム監督の場合なんかだと、ジェフでも代表でも「弱者」の立場から相手を見ているようにも感じます。だから相手によってシステムや戦術がコロコロ変化するのでしょうし。(ユーゴ代表はまた違ったのでしょうが)
甲府のサッカーは個人的に大好きなんですが、今年は点が取れない・・・。バレーの存在はかなり大きかったのかも。

サッカー自体がミスの多いスポーツなのでしょうが、いかに「つまらない・無駄な」ミスを減らすのかは凄く重要ですね。

  • 2007/03/30(金) 22:43:02 |
  • URL |
  • チャン #-
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