Romantic-Reason

サッカー好きの独断と偏見にそった試合評中心なブログ。戦術についてもやる……かも。

ようやく本領発揮 シリア戦

いまひとつ背景がしっくり来ないので、もうしばらくころころ変わるかもしれません。

・シリアに快勝!
今日の試合はフラストレーションなく見られた人が多いのではないでしょうか。ホームでシリアに3−0と完勝!大きな一勝を手にしました。

・躍動の理由
日本はシリアの3バック横のスペースを徹底的に攻める作戦。マイボールになるとすぐにFWがサイドに流れ、家長と梶山をデコイとして生かしつつロングボールで上手くスペースを使えていました。
試合通じて相当戦術を徹底していた様子。それが非常に良い流れを作りましたね。PA角の使い方が悪いことをチームの課題だと書いてきましたが、今日はそのPA角から家長のミドルが炸裂しました。

・家長、躍動
安易にボールをロストしないプレイヤーというのはどこのチームでも貴重です。ブラジルが常に強いのは、フィールドプレーヤー全員がボールを失わないテクニックを持っているから。

シリア戦の家長は後ろを向いているときは簡単にはたく、前を向いたらガンガン仕掛けるふうにしていました。今年に入っての成長は目を見張るものがあります。このまま行けば欧州移籍も見えてきそうですね。
ペルー戦の俊輔と比較すると、キープ力があるというポイントは共通しています。また、パス精度も非常に高い。ただ、五輪代表チームは両翼に推進力がありボランチの片方もパス出しに優れたタイプの選手を配置しているので、より高い位置で家長は勝負できていました。これが大きかったです。

・平山、エースの活躍
2ゴールを上げた平山。動き方も決められてた感じでしたが、個人的に平山は戦術ガチガチにして役割に集中させたほうが活きそうに思います。あまりごちゃごちゃやらせない方が良い。セットプレーからのショルダーシュート(笑)と三点目は非常に良かったですし、その後の枝村のクロスを決め損ねたシーンやバー直撃のミドル二回など、今日は見所満載の平山でした。

・ダブル本田も良かった
谷口落選で本田拓が残ったことに疑問を持っていましたが、今日の出来を見ると謝らないといけませんね。低めの位置で相手のFWとMFを寸断する良い守備をしていました。梶山と共にパスカットを狙った守備のようでしたが、非常に効いていましたね。パスの散らしと攻撃参加はまだ少しもの足りませんが、今日はとても良かったと思います。

もう一人の本田圭祐も攻守の局面にテンポ良く顔を出していました。局面の判断が良く効いていたとおもいます。攻撃面で最後の詰めが甘かったのが惜しい。後方からのフォローもよく使えていましたし、あとはやはり精度ですね。

・セカンドトップと守備陣、水野は課題有り
平山と組んだ李・カレンは課題が残りました。というより、セカンドトップが活躍した覚えがないんですよね。今日のようにオーソドックスな布陣でも活躍できないと難しいです。とりあえず、距離が近すぎる印象なので、二人ともポジショニングからまず改善できるかと。

守備陣は最初のシリアのあわやゴールシーン。あれはアウェーだと取ってくれないと思った方が良いですね。あと、不用意に何度も同じ位置でFKを与えすぎ。相手に水野がいたら危なかったです。
この辺りの改善でかなり良くなるので、辛めに。

水野は……相手抜いてクロス上げるサッカーだと技術の持ち腐れになってしまう。しかも精度がそんなに良くなかったですし。
家長のようにとは思いませんけど、あのプレースタイルで右サイドにプレーエリアを限定するのはあまりに勿体ないです。クリロナをイメージしているのかもしれませんが、クリロナが一番怖いのは中で爆走モードになった時。
枝村にポジション取られるぞよ?

・反町監督について
やっぱこの人は戦術ガチガチサッカーの使い手なんだなーと。相手の分析と弱点を突かせることについては日本屈指でしょうね。シリアを相当研究してきていたのは間違えないです。
そして、チーム全体が個々の役割と戦術を徹底して逆に生き生きとしたことを考えると、反町監督とこの年代は相性良いのかもしれませんね。もしかすると。今日はまさに反町サッカーだったので、今後もこの調子でいって欲しいです。個々の枠は選手が勝手に広げてくれるでしょう、家長みたいに。

……増田使って欲しかったけどな。

随分閲覧してくれる方が増えているようで。嬉しい限りです。つうか、二万ヒット目前ですね。信じられなーイ。


テーマ:サッカー五輪代表 - ジャンル:スポーツ

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コメント

>NOBUさん
奇妙な勝負強さというのは、これからの厳しい経験の中で培われていくものかもしれません。Jリーグでもようやくチームの主力になりはじめたばかりのメンバーに世界レベルでの勝負強さが身に付いていたら凄いとは思いますけど、これからでしょうな。
二万ヒットは皆さんに感謝ですが、ほんとに情報に飢えてるんだなーと改めて実感。

  • 2007/03/30(金) 21:08:27 |
  • URL |
  • RR #-
  • [編集]

3−0勝ちといい、2万ヒット超えといい、オメ!ですねー。RRさん。もう諸印象は各地で出てる感もあって、カレンverの3トップと、家長verの3トップとでは、機能性が随分違ってきた。家長の先制ミドルまでのボールキープ力は、カレンには無かったパーツ。あとシリアが時差ボケでバテていたのも大きかったし、GK西川の復帰もムチャクチャ大きかった。絨毯のような国立ピッチ。エースの2点目。冷や汗を掛けられた幻の被失点→切り替え。全てが好循環してました…。

ただ、「これから」はどうだか?このチームには、ジーコジャパンの「不恰好なのに奇妙に粘りつく勝負強さ」みたいなのはちょっと見えにくい。先日の11名が揃えば先日のような試合は出来るだろうけど、1枚でも欠けた時点で、パズルはまた組み直せるのか?FWの平山・家長はアテになるコマなんでしょうが、3枚目以降の李以下の人材に「大黒」は現れるかどうか?2次予選突破はほぼ確定しましたが、最終予選はこの20倍は厳しいコトを考えると、3−0勝ちではなく5−0勝ちできなかったニッポンの選手の各自の「大人度」「名波・本田泰人のようなイヤらしさ」は、梶山・増田以下には育っていけるのかどうか…

と、考えていくと、2次予選だなんて、まだまだ序盤なんですよねぇ。ま、当座にはFWの新人材が、一番には上がってきて欲しい処です。候補役たる増田は、チーム内の練習でもっと声を出して貰いたいな…
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20070330-OHT1T00080.htm
「まず声が出ていない。緊張感もない。もっと気持ちを表に出さないと。このままじゃ鹿島が鹿島じゃなくなる」

この「鹿島」の部分を→日本代表と置き換えられないように、これから手綱を締め続けていくのが、反町監督にもカギなんでしょう…

  • 2007/03/30(金) 20:02:32 |
  • URL |
  • NOBU #mZ9hdSrk
  • [編集]

>Marioさん
シリア戦の梶山はA代表での憲剛のスタイルと非常に似ていました。相方を守備専門の本田拓にしたのは戦術をきっちりさせるため…もあったのかも。
クラブ育成も成果が出てきたとはいえまだこれからでしょう。

>カムカムさん
まあ、日本のSTは色々求められますからね。なかなか難しいポジションだと思いますし、そう考えると高原・柳沢はやっぱり凄いんでしょう。
増田はボランチのあたりまで結構下がるので、2トップの一角で起用するなら家長の方が良いかな。菅沼見てみたい。平山ともはまりそう。

>T.Nさん
STの選手(李・カレン)がポストしにくいのはキープ力が課題のようにも思います。菅沼見てみたいですね。家長もいいかと。
温故知新の精神は忘れるべからず、って事ですね。

  • 2007/03/29(木) 21:48:02 |
  • URL |
  • RR #-
  • [編集]

平山の1トップでは相手DFにかけられる圧力が低いので2トップは良いと思うのですが、
その相手というのは難しいですね。
李は平山が左に流れると中央に張る。
それは良いとしてもその後クサビになるというプレーチョイスがないので、ゴール前での攻め厚さが生まれにくい気がします。
ハーフタイムでのクサビ指示は適切だったとは思います。

伊野波の上がりって「ベッケンバウワーかよ」w
70年代のサッカーのパーツでも21世紀に通用するんですから、そういったリファインはチームの引き出しとして効いてくると思います。
先制するまでのゴタゴタした感じは少し心配ですね。

  • 2007/03/29(木) 11:57:12 |
  • URL |
  • T.N #7Cde.tCY
  • [編集]

STの選手はシュート意識が低すぎる事が問題な気がします。
確かにSTはMFとFWと時に応じて変わるタイプなんですが、MFに比重を置きすぎてる感じがする。
もっと、高原の様に強引かつシュートを積極的に打つ姿勢が必要かなと。
そういった点ではU−20の梅崎が良いんですけどね。

中途半端なMF能力の李・カレンがMFとしての時間が長い様なら、RRさんのおっしゃる通り攻守共に能力の高い増田を使った方が良い気がします。

彼らの持ち味はFWとしてのテクニックであったり、スピードでですからね。
自分の持ち味を存分に出せる方法に気づいてもらえれば良いですけどね・・・。

2万ヒット目前とか凄いですねw
今気づきましたが、閲覧者の方が累積のカウンターより桁が大きいのは疑問ですね。

  • 2007/03/29(木) 00:14:19 |
  • URL |
  • カムカム #GyX32WtI
  • [編集]

>役割だけでなく動き方も取り決めること:質問回答深謝です。了解です。 そういう点でも今日の試合は、監督と選手、選手同士の意思疎通が「どんぴしゃ」だったのでしょうね。皆かなり背水の陣だったのでは?
 おっしゃる通り平山はもっと縛ったほうがいい。アジアレベルならBK2人を殺せるし、ターゲットとしても必ずここにいるというオートマチズムの軸にしないとね。その上でエクセレントを乗せると・・・
 つなぎを何とかしてしまう増田がいないことにより梶山が「走らなくては・さばかなくては」ならなくなったのが良かったかも・・・多分機能しなかったら増田に代えるつもりだったのでしょう
 水野:劇薬ですね。前目で縦横もっと好きにやらせた方が持ち味が出るかなと思います。そういう点でスーパーサブかなと。家長もいいけどまだスタミナが持たない。消え始めたら攻め水野、守り増田・上田かな。
 西川はやっぱり良い。50m先が見えてどんぴしゃでフィードできる。どこで川口から代えるかでしょうね。
 U22もA代表と同じように「ここから」でしょうね。
>チーム全体が個々の役割と戦術を徹底して逆に生き生きとしたこと
 ナイジェリア準優勝より上の世代俊輔中田英らは、まだクラブサッカーが確立する前で、学校サッカーの中で「個」として「突出」した連中。「自分」が強く間違うとWC06になってしまう。U22は育成時からJFA・クラブのシステムでやっている。その辺の差は大きいと思いますよ。
この融合は面白いと思うのです。
 これからの課題は戦術サッカーにどう俊輔的なものを乗せるかでしょうね。もちろん俊輔が乗る気がないと始まらないし、乗せる側の質ももっと上げなくてはと思います。

  • 2007/03/28(水) 23:13:17 |
  • URL |
  • Mario #-
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平山2発!難敵シリアを3−0/五輪予選

<北京五輪アジア2次予選:日本3−0シリア>◇B組◇28日◇国立  頼れるエースが、北京への難関を打ち砕いた。

  • 2007/03/29(木) 12:54:24 |
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