全体的に穏やかな展開でしたね。じっくりと寄り切った感じの勝ち方でした。後半相手の足が完全に止まったのを機にトドメを刺した格好になりましたが、香港としては結構やりにくかったでしょう。
・アメリカ戦と同じシステムでの前半 課題も一緒
フォーメーションは省略。青山敏が復帰しました。
香港の4−4−2は最終ラインが高く、日本の3トップは裏を常に狙っていました。中盤の組み立てはあまりしないで、サイドの突破力を生かす形が多かったですね。先制点は狙い通りの形でしょう。
香港が修正してからは水野が目立ちました。ただ、単純なロングフィードからの形が多く、両サイドとも孤立しがち。追加点が奪えなかったのは二列目のボールテクニックが不足するためにバイタルエリアをうまく使えなかったのが理由だと思います。
・後半開始から家長を投入 前線が流動的に
「独力突破ばかりを狙っていた」とは試合終了後の反町監督インタビューですが、前半はとくにそうでした。特に水野が周囲と絡めないし、自分には自分でいってやろうという意識が強すぎのようにも(ようするにええカッコしい)
そこで、膝蹴りを喰らってから精彩を欠いていた李に代えて家長を投入。キープ&突破力のある家長が入ることによって押し上げが効くようになりました。
・運動量が落ち始める時間帯 増田投入で勝負あり
日本がペースを奪いつつありましたが、DFのとんでもないミスパスやGKの不注意プレイなどがありヒヤリ。
しかし、水野の粘りから梶山が追加点を奪います。水野の頑張りは凄いと思いますが、やっぱどことなく自己中な感じも。そう思っていたら待っていました増田。
カレン→増田の交代。ここで増田がゴールすると予言。
・運動量&ドリブルの2シャドー 技術の下地の必要性
増田が入って完全に変わりました。2シャドーでボールをキープし、散らせるようになったため、前線の三人だけでゴール前までボールを運べるようになり、空いたサイドのスペースに本田圭・水野が後ろから飛び出してくる前半では見れなかった崩しが出てきます。こういう使われ方をするとサイドプレーヤーの突破力が生きるので、水野としてもプレーの幅が出来て良いと思いますね。普段の彼がだめといってるわけではないです。
また、2シャドーが組み立てにもしっかり参加できるので、ボランチも高い位置を取りやすくなりました。最後の十分の攻撃はかなり迫力があったと思います(決定力はやはり課題ですがね)ボールの動き方がまったく違いました。
3トップの基本である3トップによる崩しにより三点目。わたしの予言は無事的中(笑)
・後半のメンバーがベストだと思うが、もしかすると…腹黒監督の狙い通り?
前半アメリカ戦のスタメンをだしたのは意外でしたね。課題がはっきりしていましたし、2シャドーの李・カレンはタイプも似ていてMFの増田を入れたほうがいいのは明らかでしたから。
ただ、スタートはフィジカルの強い二人で、香港の疲れを見て家長・増田でトドメを刺す戦略だったのかな?と少し考えました。試合は九十分でやるものですから、もしそうだったのなら完璧な試合運びといえるでしょう。
最後の時間にポゼッションに慣れた上田を入れ、ボールを回したまま終了というイメージを含めて、です。
・課題 雑なパスと試合展開
特にDFとボランチの、速攻時のファーストパスですね。ここがしっかりしていないため前半はかなり苛立ちました。逆に言うとここさえ良くなればかなり戦い方が安定すると思います。
また、試合の進め方もまだまだ一本調子なので、もっと駆け引きを駆使する場面が必要だと思います。カウンターで全力ダッシュして見方と併走するなんて凡ミスはいらない。
・交代出場した三人が光る DFは荒い
家長・増田・上田は良かったですね。特に上田は短い時間でしっかりとパスセンスを見せたと思います。増田も組み立てからゴール前に顔を見せる頻度まで攻撃面の貢献は大きく、家長はピンポイントで大きな貢献をした感じでした。
逆に心配なのがDF。途中訳の分からない選手がフリーになっていたり凡ミスしたりと怖いプレーが多いです。とくに安易なパスミスは即死なので、要注意。ただ、昨年の課題だったセットプレーの守備は良くなりました。
・Jでもいろいろ挑戦して欲しい
五輪代表の選手は結構良いイメージでJリーグ開幕に備えられるのではないでしょうか。今期も色々起きないはずがないJリーグです。出場権を勝ち取るためにも良いプレーを見せて欲しいですね。
風邪治らない…皆さんもご注意を。




