・FWのスタイルによる戦術の違い試合中に一つの戦術に拘るチームはあまり多くありません。
自分は、軸となる戦術+変更できる戦術+個人戦術、でチームのシステムは出来ていると考えています。机上では。
例えばジーコジャパンでは、
軸となる戦術=ポゼッション
変更できる戦術=サイド攻撃、裏狙いなど
個人戦術を切り替える=FWの交代など
のようになります。
三つが相互関係にあることは言うまでもありませんが、個人戦術を変えるだけでチームのスタイルまで影響がでる例を考えてみます。
・アーセナル 4−1−4−1
アンリ
ファンペルシー セスク フレブ リュングベリ
ジウベルト・シウバ
フラミニ キャンベル トゥーレ エブーエ
レーマン
CLでのカウンター型アーセナル。ダブルボランチじゃないサッカーは考えられないと言ったベンゲル監督が、アーセナルのパスサッカーを活かしたカウンタースタイルを生み出しました。プレミアリーグのほうでは普段通りやっていたみたいですが。
有名なattacking-phaseで解説されていたとおり、アンリのスタイルと能力がこのチームのポイント。世界最高のFWのスピードとテクニック、パスサッカーというチームスタイルによるビルドアップが、うまく融合した結果がCL準優勝という結果だったでしょう。個人的に、ポゼッションスタイルのチームがカウンターシフトしたから結果を残したのだと感じています。
ただ、アンリ以外のFWではこのチームのワントップをこなすのはかなり難しいでしょうね。フィジカル系のFWでも、パス戦術があってこそのアーセナルという点に変わりはなく、同じ戦術で機能するのは難しいかと。
このチーム、ファンペルシーがFWになるだけで戦術がかわります。全体のスタイルもポゼッションに戻ります。とてもわかりやすい。
・浦和レッズ 3−4−2−1
ワシントン
山田 ポンテ
三都主 平川
鈴木 長谷部
坪井 闘莉王 ネネ
山岸
堅守から二冠を達成した今期のレッズ。恐怖のワシントン砲とポンテ・山田の得点力が強烈な武器でしたが、それ以外のオプションも豊富でした。
・岡野投入による活性化
ワシントン
ポンテ 岡野
三都主 山田
鈴木 長谷部
坪井 闘莉王 ネネ
山岸
少し極端な図ですが、良くあったのが野人岡野投入によるこんな変更。右ライン際を疾走する野人の姿はよく見ましたね。岡野の特長を生かすために、ポンテは右サイドラインまで開く事が無くなり、山田が少し下がってバックアップ役になります。その分闘莉王が押し上げる回数が増え、三都主・長谷部が守備的に。
常にライン際にいる岡野が相手DFを引っ張り、飛び出しのうまいポンテ・山田がそこを付く形が多かったですね。岡野個人の単純な突破も効果的でした。
一人を投入することで、大きくチームが様変わりすることが分かると思います。チームスタイルは変わりませんけどね。
・ジーコジャパン 3−5−2から4−4−2へ
・3−5−2
柳沢 玉田
中村
三都主 加地
福西 中田
坪井 宮本 田中
川口
どっちかというと戦術的な3−5−2から良くやられたのが4−4−2への変更。システムと個人戦術を同時に変更することで大幅な変化がチームに生まれます。
・4−4−2
柳沢 大黒
中村 小笠原
福西 中田
三都主 宮本 田中 加地
川口
このように大きく変わります。もちろん、大きなリスクも伴っています。
組み合わせは無限にありますので、どれがベストなどということはありませんが、自分の好きなチームがどんなスタイルの選手で構成されているのか考えてみるのもおもしろいかもしれませんね。
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