このブログでは初めてサッカー以外のことを取り上げますが、秋葉原で起きた例の殺傷事件についてです。犯人の人柄や精神状態に関するコメント、周囲の人間の反応は置いておくとして、この痛ましい事件が起きてしまったという事実についてちょっと考えてみました。
なぜこのようなことが起きたかということで、加害者が被害者の側に立って物事を想像できなかったのが要因ではないのかと思います。普段、想像するようなこともなかったから、あのような事件が起きてしまうのではないかな、と。おそらく、そんな余裕はなかったのかもしれませんが。
浦和レッズ対ガンバ大阪戦で起きた乱闘騒ぎに大きな制裁金が科せられました。この乱闘騒ぎと殺傷事件の気持ちの動き方は似ていて、ようするに自分本位の感情が爆発してしまったのですけれど、本来スタジアムはフラストレーションを発散する場ではなく試合を楽しむ場所です。試合後のガンバの円陣がフラストレーションに感じた人が乱闘のきっかけらしいのですが、赤ん坊や幼子に当たり一生に及ぶケガをさせる可能性があるペットボトルの投擲という行動を行うに足る理由なのか、赤ん坊にケガをさせるかもしれないと考えることも出来なかったのか。スタジアムの応援が時にはフーリガンを生み、海外では死者を出す惨事になっていることは忘れてはいけないとは言いませんが、良い応援の姿勢とはどんな感じなのかと少しだけでも考えれば、乱闘事件のようなことはそう単純に起きないのではないかなとも思います。
ちなみに、今回の裁定は個人的には非常に甘いと思っています。では、試合評へ。
・カメルーンと引き分けた日本五輪代表
試合はスコアレスドローでしたが、随所に見所のある試合でした。チームがかなり出来てきたなと手応えを感じられる試合だったと思います。
良かった点は前半チームのパスミスが少なかったこと。特にボール奪取後にすぐパスミスをして相手ボールにしていた前に比べると、かなり改善されていました。後半疲れの出る時間帯でパスミスが多くなり、プレーが雑になってしまったのは非常に残念でしたね。全体的にも勝負にいく意識があり、梅崎・谷口などの積極性もチームを勢いづけるという意味で良かったです。
・選手の目に見える成長
<4−4−1−1(4−1−4−1)>
森本
谷口
本田圭 本田拓 梶山 梅崎
田中 吉田 水本 森重
西川
こんな感じの日本。森重と吉田は前半途中でポジションチェンジしたのか不明でしたが、どちらも良いプレーしていました。二人とも今後かなり期待をかけられそうですね。また、スーパーセーブを見せた西川も良かったと思います。守備陣は全体的にかなり評価高いですね。
アンカーを努めていた本田拓也はかなりボールさばきが向上しましたね。ほんとに良くなりました。近年最高のアンカーはマケレレで異論無いと思いますが、マケレレの凄さは卓越した守備センスとその守備選手を無駄にしないファーストパスの確かさです。守備だけならマケレレと同等の選手は他にもいますが、そういった選手はマケレレほどボールを捌けないんですよね。以前はパスミスが多すぎた本田ですが、今日の試合はパスミスが目立たず良かったです。
また、本田圭祐にもびっくり。精神的が明らかに変わりました。雰囲気がまったく違います。オランダで良い経験してるんでしょうねー。前は潜在能力はあっても何か物足りない感じで、チームのキープレーヤーとしては?でしたが、今日の本田はなにかやってくれそうな雰囲気がぷんぷんしてました。
・ポジションを争うキーマン二人
右サイドのポジションを争う梅崎と水野。甲乙付けがたい両者で、この試合でも二人とも良いプレーを見せていました。やや試合感不足の水野に比べ、浦和でレギュラーに近づきつつある梅崎ははつらつとプレーしていた印象です。
今のチームだと左右のバランスを考えておそらく梅崎がファーストチョイスになると思います。中央へのプレーと本田圭との兼ね合いを考えてです。水野もセルティックに行ってかなりフィジカル的に良くなっているみたいですし、やはり顔つきが良くなったなと。
この二人は併用も可能なので、良いコンディションで本番迎えて欲しいですね。
・FWについて
まず先発の森本。あの超決定機外していてはメダルにはとどきません。動きは悪くないのですが、ちょくちょく落としでのミスがあったりといまいちでした。当たり負けしないのは凄かったです。
李とエステグロはツートップ向きかな。エステグロはトップ下気味での起用だったのでなんともいえません。攻撃性はあるんですが、やはりボールを正確に繋ぐ部分が課題かと。誰をどう起用するかは迷いますね。
・まとめ
カメルーンが完全に封じられてしまい、フラストレーションからプレーが荒いわクレーム酷いわと荒れ試合になってもおかしくなかったのですが、お付き合いしなかったのは立派。相手の身体能力に対しての戦い方も出来ていましたし、個人的に無得点ながらかなり評価は高い試合でした。
贅沢をいえば中央からの攻撃パターンと、試合のテンポのコントロールですね。ゲームメーカーといえる選手がいないため後半ガス欠してしまったので、相手のペースになった前半終わりから後半立ち上がりは攻撃を速いテンポで繋ぐのではなく、バックラインで回すなどしても良かったかと。戦い方に幅を持たせることが出来れば、チームはさらに良くなると思います。オランダそういう相手苦手だしね。
サポーター間での乱闘事件とか、最近多すぎですからね。少し考えて欲しい。そこまで殺気立つ必要はないと思うんですが……。いや、自分も今期は千葉だけは別ですが。




