戦術関係の事を書きましたが、なんでチーム比較中心に考察してきたかを少し書きます。それが一番違いを分かってもらいやすいと思ったからなのですが、戦術の机上理論があまりに多く、現実、選手がそろう場合は少ないので、在るチームを出すのが良いと思ったんです。
今回は一番重要な選手について。
といっても、選手の数だけスタイルがあり、プレー傾向があり、戦術理解があります。なので、なるべく大雑把にまとめます。
選手を説明しないとフラット・T字システムの説明が大変なので。
・4−4−2の各システム ポジション別攻守比率
台形型・ボックス型・ダイヤ型の特徴を書いてみましたが、オーソドックスな各システム事に、ポジション別の攻守の比率を考えてみます。(RRのフィルターを通すとこうなる…というもの)
・台形型 ・ボックス型 ・ダイヤ型
FW 7・3 8・2 7・3
OH 8・2 7・3
SH 6・4
CH 5・5 5・5
DH (4・6) 3・7 3・7
CB 1・9 1・9 1・9
SB 2・8 4・6 2・8
このままだとよくわかりません。
・4−4−2台形型
7・3 7・3
6・4 6・4
5・5 5・5
2・8 1・9 1・9 2・8
GK
・4−2−2−2ボックス型
8・2 8・2
8・2 8・2
3・7 3・7
4・6 1・9 1・9 4・6
GK
・4−3−1−2ダイヤ型
7・3 7・3
7・3
5・5 5・5
3・7
2・8 1・9 1・9 2・8
GK
フォーメーションにすると、特徴が見えてきます。
各フォーメーションでだいぶ違いますね。
自分でやっておいてなんですが、あまりこういう事には意味があると思っていません。個人の差異が非常に大きいと思うからです。また、このままの比率でやるチームもまずありません。あるとしたら、基本の戦術で勝ててしまう超強豪チームだけですから。
FW
・ポスト(平山)
・セカンドストライカー(柳沢)
・ドリブラー・ウイングタイプ(玉田)
・オールラウンダー(高原)
大雑把に分けるとこうなります。()内は代表的で典型的な選手。
MF
・ゲームメーカー(中村俊輔)
・アタッカー(鈴木慎吾・ポンテ)
・ドリブラー(クリスティアーノ・ロナウド)
・クロッサー(三都主)
・オールラウンダー(福西)
・ダイナモ(今野)
・潰し屋(鈴木啓太)
もっとも分類が多いです。それだけ中盤は組み合わせが複雑ということですね。アタッカーとドリブラーは微妙に違い、アタッカーは飛び出しが得意な選手です。
DF
・スイーパー(宮本)
・ストッパー(中沢)
・リベロ(闘莉王)
・アタッカー(加地)
・クロッサー(三都主)
・ライン統率(*)
DFについてですが、CBとSBごとに分類が別れます。ただ、CBのスタイルはリベロ以外、FW・MFと関係することは少ないです。SBも考える必要はありますが、大抵選手を代えるよりも戦術でバランスを取ります。
・システムにおいてのスタイル
選手交代で変わるスタイルをさらに活かす一例
・ACミラン
ジラルディーノ シェフチェンコ
(オールラウンダー)(オールラウンダー)
カカ
(アタッカー)
ガットゥーゾ セードルフ
(潰し屋) (オールラウンダー)
ピルロ
(ゲームメーカー)
マルディーニ ネスタ スタム カフー
(アタッカー)(ストッパー)(ストッパー)(アタッカー)
4−4−2ダイヤ型でも出したミランの各選手のスタイルを書いてみました。FWにオールラウンダーを並べています。(*ダイヤ型の時セードルフとガットゥーゾの比率を3・7、7・3と書きましたが、それはCHだけで見た比率です*)
ミランは選手の特徴にあわせて、ガットゥーゾが3・7、ピルロが6・4くらい、セードルフも6・4くらいに比率を変えています。戦術的に注目されたのは底に配置されたピルロが6・4の比率という点でしょう。
ここで、ジラルディーノ→インザーギと交代。
フィリポ・インザーギ シェフチェンコ
(セカンドストライカー)(オールラウンダー)
カカ
(アタッカー)
ガットゥーゾ セードルフ
(潰し屋) (オールラウンダー)
ピルロ
(ゲームメーカー)
インザーギはセカンドストライカーで、飛び出しがうまい選手。攻守比率は8・2か9・1くらいになります。
と、同時に攻撃的な交代です。元々は攻撃的なピルロがCHに上がり、ガットゥーゾが下がります。
・スタイル変更(オールラウンダー→セカンドストライカー)
フィリポ・インザーギ シェフチェンコ
(セカンドストライカー)(オールラウンダー)
カカ
(アタッカー)
ピルロ セードルフ
(ゲームメーカー)(オールラウンダー)
ガットゥーゾ
(潰し屋)
レシーバーとして優れた能力を持つインザーギの投入を最大限に生かすため、ピルロが先より攻撃的なポジションに。守備面のリスクは増えますが、カカ・セードルフが少し守備に比率を変更してカウンターシフトへ。
・カウンターシフト
フィリポ・インザーギ シェフチェンコ
(8・2) (8・2)
カカ
(6・4)
ピルロ セードルフ
(6・4) (4・6)
ガットゥーゾ
(2・8)
中盤の守備意識が高まったカウンターシフトです。通常シフトと比較すると違いは一目。4−4−2ダイヤ型の特徴である戦術的な変更が起きていますね。
あくまでこれは机上理論だと強調しておきますが、インザーギ投入でチーム全体を活かす方向に向く比率変更だと思います。
・とりあえずいったん切ります
長くなったので一度切ります。続きは台形型とボックス型について考察する予定。
戦術という言葉の概念が広すぎますね。マスコミがもう少しいい概念を浸透させてくれると助かるのだけど……難しい。どうにも分かりづらく、自分世界を書き殴ってる気分になってしまいます。
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