Romantic-Reason

サッカー好きの独断と偏見にそった試合評中心なブログ。戦術についてもやる……かも。

気持ちの持ち方 対カメルーンU−23

・試合評の前に、8日に起きたあの事件について。
このブログでは初めてサッカー以外のことを取り上げますが、秋葉原で起きた例の殺傷事件についてです。犯人の人柄や精神状態に関するコメント、周囲の人間の反応は置いておくとして、この痛ましい事件が起きてしまったという事実についてちょっと考えてみました。

なぜこのようなことが起きたかということで、加害者が被害者の側に立って物事を想像できなかったのが要因ではないのかと思います。普段、想像するようなこともなかったから、あのような事件が起きてしまうのではないかな、と。おそらく、そんな余裕はなかったのかもしれませんが。

浦和レッズ対ガンバ大阪戦で起きた乱闘騒ぎに大きな制裁金が科せられました。この乱闘騒ぎと殺傷事件の気持ちの動き方は似ていて、ようするに自分本位の感情が爆発してしまったのですけれど、本来スタジアムはフラストレーションを発散する場ではなく試合を楽しむ場所です。試合後のガンバの円陣がフラストレーションに感じた人が乱闘のきっかけらしいのですが、赤ん坊や幼子に当たり一生に及ぶケガをさせる可能性があるペットボトルの投擲という行動を行うに足る理由なのか、赤ん坊にケガをさせるかもしれないと考えることも出来なかったのか。スタジアムの応援が時にはフーリガンを生み、海外では死者を出す惨事になっていることは忘れてはいけないとは言いませんが、良い応援の姿勢とはどんな感じなのかと少しだけでも考えれば、乱闘事件のようなことはそう単純に起きないのではないかなとも思います。

ちなみに、今回の裁定は個人的には非常に甘いと思っています。では、試合評へ。

・カメルーンと引き分けた日本五輪代表
試合はスコアレスドローでしたが、随所に見所のある試合でした。チームがかなり出来てきたなと手応えを感じられる試合だったと思います。

良かった点は前半チームのパスミスが少なかったこと。特にボール奪取後にすぐパスミスをして相手ボールにしていた前に比べると、かなり改善されていました。後半疲れの出る時間帯でパスミスが多くなり、プレーが雑になってしまったのは非常に残念でしたね。全体的にも勝負にいく意識があり、梅崎・谷口などの積極性もチームを勢いづけるという意味で良かったです。

・選手の目に見える成長
<4−4−1−1(4−1−4−1)>
        森本
        谷口
本田圭 本田拓 梶山 梅崎
 田中  吉田  水本 森重
        西川

こんな感じの日本。森重と吉田は前半途中でポジションチェンジしたのか不明でしたが、どちらも良いプレーしていました。二人とも今後かなり期待をかけられそうですね。また、スーパーセーブを見せた西川も良かったと思います。守備陣は全体的にかなり評価高いですね。

アンカーを努めていた本田拓也はかなりボールさばきが向上しましたね。ほんとに良くなりました。近年最高のアンカーはマケレレで異論無いと思いますが、マケレレの凄さは卓越した守備センスとその守備選手を無駄にしないファーストパスの確かさです。守備だけならマケレレと同等の選手は他にもいますが、そういった選手はマケレレほどボールを捌けないんですよね。以前はパスミスが多すぎた本田ですが、今日の試合はパスミスが目立たず良かったです。

また、本田圭祐にもびっくり。精神的が明らかに変わりました。雰囲気がまったく違います。オランダで良い経験してるんでしょうねー。前は潜在能力はあっても何か物足りない感じで、チームのキープレーヤーとしては?でしたが、今日の本田はなにかやってくれそうな雰囲気がぷんぷんしてました。

・ポジションを争うキーマン二人
右サイドのポジションを争う梅崎と水野。甲乙付けがたい両者で、この試合でも二人とも良いプレーを見せていました。やや試合感不足の水野に比べ、浦和でレギュラーに近づきつつある梅崎ははつらつとプレーしていた印象です。

今のチームだと左右のバランスを考えておそらく梅崎がファーストチョイスになると思います。中央へのプレーと本田圭との兼ね合いを考えてです。水野もセルティックに行ってかなりフィジカル的に良くなっているみたいですし、やはり顔つきが良くなったなと。

この二人は併用も可能なので、良いコンディションで本番迎えて欲しいですね。

・FWについて
まず先発の森本。あの超決定機外していてはメダルにはとどきません。動きは悪くないのですが、ちょくちょく落としでのミスがあったりといまいちでした。当たり負けしないのは凄かったです。

李とエステグロはツートップ向きかな。エステグロはトップ下気味での起用だったのでなんともいえません。攻撃性はあるんですが、やはりボールを正確に繋ぐ部分が課題かと。誰をどう起用するかは迷いますね。

・まとめ
カメルーンが完全に封じられてしまい、フラストレーションからプレーが荒いわクレーム酷いわと荒れ試合になってもおかしくなかったのですが、お付き合いしなかったのは立派。相手の身体能力に対しての戦い方も出来ていましたし、個人的に無得点ながらかなり評価は高い試合でした。

贅沢をいえば中央からの攻撃パターンと、試合のテンポのコントロールですね。ゲームメーカーといえる選手がいないため後半ガス欠してしまったので、相手のペースになった前半終わりから後半立ち上がりは攻撃を速いテンポで繋ぐのではなく、バックラインで回すなどしても良かったかと。戦い方に幅を持たせることが出来れば、チームはさらに良くなると思います。オランダそういう相手苦手だしね。

サポーター間での乱闘事件とか、最近多すぎですからね。少し考えて欲しい。そこまで殺気立つ必要はないと思うんですが……。いや、自分も今期は千葉だけは別ですが。

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ボケ 対オマーン戦

・予選突破への重要な一戦は劣勢な展開ながら1−1でドロー
アウェーで酷暑の中、豪快に先制点を叩き込まれPKを与えるなどしながらもなんとかドローに持ち込んだ岡田ジャパンでした。ユニホームが身体に張り付いていたのが示すとおり、体調的には厳しかったのは間違えないでしょう。

トップのバーレーンがタイと引き分けたのですが、日本が通過するためには残りの試合で最低一勝一敗。まあ、まだ三次予選なのですがね。

・オマーンの変化 チームカラーと戦術
日本で惨敗したオマーンでしたが、監督交代から一週間もないチームとは思えないほどの変わりよう……というと大げさなのですが、主力が戻ってきたこともあり、惨敗したチームと同じではありませんでした。

一番大きな影響は戦術で、前任のウルグアイ人監督はハイラインの守備戦術をとっていましたが、今回のオマーンは日本からしてみたらおなじみのローライン&カウンター戦術。やはりオマーンという国はそういった戦術が合うのでしょうね。確かにハイライン戦術を取り込み、スタイルに幅を持たせてレベルアップを図るという考えは間違いではないと思いますが、根本的にフィットする戦術があるのならその戦術をベースにチームを組み立てるのが王道ではないかなと思います。

・日本は大きな変化無し
これは個人的にちょっとうれしかったですね。アウェーでは遠藤・長谷部ではなく、遠藤・鈴木だろうと思っていましたから。守備的な選手ではなく主体的な戦術を選択したのはサッカーファンとして嬉しかったです。

しかし、内田はやはりまだ早いです。駒野も左SBで活躍できず。加地に復帰して欲しいですね……

・ランクが違う俊輔のプレー
アウェーで酷暑環境という条件の下では、何よりプレー精度がまず求められます。そういった意味では今の代表はかなり物足りないことは事実。松井も良くなかったですね。俊輔は運動量とプレーエリアの広さ、タイミングの確かさなど、トータルで随分他の日本代表選手と開きがあるように感じました。凄くプレーが丁寧です。

・試合全体を通じて
前半開始直後はちょっとハイペースでしたね。アウェーで酷暑環境を考えると、試合開始時はまず劣勢にならないことが最も重要なはず。もうちょっとボールを落ち着かせてペース作りをしたほうがよかったと思います。結構テンポ良く攻めてはいましたが九十分持つペースとも思えず、オマーンのカウンターからFKを獲られ、失点に繋がってしまいました。十五分くらいまではもっとじっくりポゼッションしても良かったかなと。(もしかしたら、九十分持たないコンディションだったのかもしれませんが)

失点以降はそれほど気負うこともなくプレー出来ていましたが、SB裏に放り込まれるパターンが非常に多く、即ピンチに繋がっていたのはかなり大きな問題。中東チームはこの手の戦術をとるチームが多いので、今後の重要課題です。

後半は色々な攻めを狙いチャンスを作っていましたが、ゴール前でのプレー精度がいまいちです。というか、最後の一歩前の精度が悪い。そこでミスを連発していたのが残念で、フィニッシュにいけそうなシーンがいくつかあったのが勿体なかった。Jリーグにも通じる課題でしょう。

・退場シーンと采配について
大久保の退場は……ひどいですね。股間に足が入ってフラストレーションが爆発しちゃったんでしょうけど、あれで報復は……だめでしょ?

相手の四番がお付き合いで退場してくれたのは奇跡的な偶然でしかなく、数的不利になっていれば敗色濃厚になっていたのは明らか。国際経験というよりはメンタルセットの部分での準備不足なのかなぁ……。

岡田采配は大久保退場で動きようが無くなったらしいんですが、おいおいと言いたい。自分ならまず内田と今野入れ替えて駒野を右SBに移動。長谷部に変えて矢野投入……といったところか。いくら何でも動きが遅かったと思います。まあ、交代選手に魅力感じないのかもしれません。ついでに、退場になった大久保にボケという前に言うべきことがある気もします。

・残り二試合
チーム全体のコンディションが綱渡り状態なのが不安ですね。まあ、万全の状態はほとんどありませんけれど、負傷者が後を絶たないのはかなりまずい。戦力の安定と計算ができませんからね。練習を厳しくするのは良いんですが、それなら体調面には極限の気配りが必要になります。ケガは必ずついてくるのですから。
タイはホームで雪の中やったときとは別のチームだと思った方が良いですね。あれほど温い相手なわけがありません。バーレーンも同様に、前回よりも厳しい相手だと考えるのがべき。どちらにせよ、二連勝で最終予選に駒を進めて欲しいものです。


この試合、後半最後は寝落ちしてしまいました……その後でユーロ開幕しましたが、スイス対チェコもなんだかなー。少なくとも魅力ある試合じゃなかったですね。

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質の違い 対オマーン

・三次予選突破への大一番
海外組み召集で怪我人除けばベストメンバーの日本。中村俊・松井・長谷部などを中心にオマーンとの一戦に挑みました。

結果は3−0の完勝でしたね。ポイントはダブルボランチの人選と「細かいことの積み重ね」

・遠藤・長谷部のダブルボランチ
岡田監督になってからほぼ同じメンバーでの試合というものが無いような気がします。一貫性に欠ける印象には不安も感じるのですが、とりあえず今日のオマーン戦は変化が良い方向に向きました。

日本代表<4−4−2>
     玉田  大久保
  松井       中村俊
     遠藤  長谷部
 長友 中澤  闘莉王 駒野
       楢崎

攻撃偏重とか記事に書かれていましたが、メンバーを変えただけで攻撃偏重とは……と首を傾げます。実際の試合では遠藤が中盤の底で左右に動き、非常に効果的で正確な繋ぎを行いつつ、俊輔が下がるなどバランス重視の試合内容だったと思います。
最近の日本代表は守備型ボランチの選手のところでボールが停滞することが多く、そのあたりから効果的な攻撃が生まれることはなかったのですが、今日の遠藤・長谷部はボールさばきがしっかりしていたので、ピッチを広く使うことが出来ていました。
単純な選手の質の差ほどチーム力を向上させます。

・俊輔の戦術眼
配置ポジションは右SH気味だった中村ですが、実際は右のCHっぽいポジションで中盤での繋ぎに積極的に参加しようとしていました。遠藤との連携は非常に安心感があり、今までの代表とは違いましたね。
また、ボールロスト時に素早くカバーリングに入ったりなど、積極的にシュートを打つ姿勢以外でもはっきりと格の違いを見せつけていました。

・玉田・大久保コンビ
セカンドトップが二人というFWコンビなのですが、玉田が基本的に前で大久保がMF陣のフォローも含めて動く形が多かったです。俊輔が下がる必要もあるので、その時にスペースを大久保が使ったり、松井と入れ替わったりしていました。
現状だと少し大久保が玉田と松井に気を使いすぎかなと感じます。また、高さに欠けるのは否めないので、二人の状態はなかなか良さそうですが、前田や高原が早くベストコンディションになって欲しいなと思います。

・長友・香川について
若き日本代表選手についてですが、やはりまだまだという結果でした。長友はたびたびプレーが遅れることや判断ミスが目立ち、香川は特に印象を残せず。今のままでとA代表では難しいですね。今後に期待です。

・プレー精度の違いが全ての違いに繋がる
今日の日本代表を見ればわかるとおり、プレー一つ一つの質や正確さが今までとはまったく違いました。海外組のレベルと国内組のレベルの違いが要因の一つでしょう。

しかし、今日の試合で課題がなかったわけではなく、例えば遠藤に厳しくマークがついた場合だとか、選手の替わりはいるのだとか、今後レベルの高い相手と当たった場合どうなるかな?と思うようなところはいくつか垣間見えました。そういったところ含めて、俊輔の言うように細かいところを一つ一つ大事にしていけば良いチームになっていくのではないでしょうか。

ただ、岡田監督がこの路線のままいくかはわかんないんですよね……
そういえば、どっかでみたシステムだった気がするなー

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